【第6回おしゃべりプロジェクト感想】

2023年10月1日(日)15:00〜16:20
 今年度2回目のおしゃべりプロジェクトは、「特別支援教育」をテーマに、ブレイクアウトルームに分かれて、おしゃべりをしました。今回は、初めてブレイクアウトルームを2回設定しました。より多くの方と出会い、お話しができるように工夫したことと、途中から参加して下さる方が、はじめから会話に参加できるように配慮したものです。とてもスムーズに進めることができたと思います。
 東京都では特別支援教室がスタートして8年目になり、学校の中ではかなり認知されてきたと実感するところですが、利用のしかたや特別支援教室での指導・支援方法は自治体により違いもみられます。校内に通級指導教室が設置され、子どもたちが適切な指導を受けることにより、教室でみんなと一緒に学習に取り組むなど、安心して学校生活を送ることができるようになる一方で、巡回教員や専門員不足(希望者が少ない?)とも言われており、課題は多いと言えます。
 参加者の中には、教員、養護教諭、SC、SSW、巡回相談心理士等が多く、現在の特別支援教育に対し、それぞれ日常の仕事から感じている思いや考え、疑問などを話す貴重な機会になったと感じています。これまでのおしゃべりプロジェクトと同じメンバーになり、再会を喜びながら?なごやかに話が進むグループもありました。毎回のことですが、どのグループも終わりが近づくと「あっという間に時間が過ぎてしまって、もっとしゃべりたい感じでした」という感想が多く聞かれ、その名残惜しい気持ちを次のおしゃべりプロジェクトにつないでいきたい!と思ったりしました。
 コロナ禍で学校心理士会東京支部の研修会がオンラインになり、研修会後のブロック会が開催できなくなったことから、このおしゃべりプロジェクトをスタートさせることになりました。少ない参加人数でも地道に継続することで、学校心理士仲間のつながりを維持し、信頼が深まる機会にしたいとの思いで続けてまいりました。10月中旬に、おしゃべりプロジェクトが「2023年学校心理士会賞」を受賞する運びとなり、本当に光栄でありがたいこと!と、橋本支部長はじめ東京支部事務局一同大喜びでした。授賞式はオンラインでしたが、おしゃべりプロジェクトで司会担当の磯野さんと運営担当の石澤さんが事務局を代表して出席しました。全員に立派な賞状までいただき、身の引き締まる思いです。受賞のご報告が遅れましたことをお詫びするとともに、これからもしっかりと取り組んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 次回は、2024年2月4日(日)13:00から、「虐待・貧困」をテーマに開催する予定です。
みなさまのご参加をお待ちしています!!

 

                                                  記録:宮下佳子

第5回おしゃべりプロジェクト感想

【第5回おしゃべりプロジェクト感想】
今年度初めてのおしゃべりプロジェクトは、初めてテーマを設定し時間も1時間20分と少しだけ時間をのばして土曜日の夜(19:00〜20:20)に実施しました。
その日は三連休でした!(土曜日勤務の方はあまり関係ないかもしれませんが・・・) 打ち合わせの際、行事や定期考査、成績提出等いろいろな面を配慮しながら日時を決めているのですが、なかなか気づくことができないこともあり参加できなかったみなさまには申し訳なく、お詫びいたします。
これからも定期的におしゃべりPJを実施していく予定ですので、今後のご参加をお待ちしています!
 さて、今回は「不登校」をテーマに3〜4人のブレイクアウトルームに分かれておしゃべりをしました。教員(担任・養護教諭)、SC、SSW、巡回相談心理士、特別支援教室専門員等、さまざまな立場の参加者が自由におしゃべりをしました。
不登校に関しては、学校現場に関わる方々においては必ず関わった経験があり、学校での対応(教員、保護者、児童生徒に対して)の難しさや、適応指導教室や相談室につなぐこと(連携)などについて話をしました。教育機会確保法が成立し、「学ぶのは必ずしも学校でなくていい、無理しなくていい」との理解が進んだことと、コロナ禍で休校や分散登校を経験した子どもたちの不登校が爆発的に増え、不登校対応は大きな課題となっています。さらに、子ども家庭庁が発足し、子ども基本法が施行され、不登校だけに限らず子どもへの支援は今後広がりと深まりが期待されるところです。そうした流れも含め、井ノ山先生からも貴重な情報提供があり、最後にみなさんにお話をしていただきました。
 どのグループも話が盛り上がり、これまでより20分延長してもなお時間が足りないと感じるほどでしたし、顔なじみの参加者?との再会もあり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
ぜひ多くのみなさんとつながりを持ちたいと考えています・次回は、10月に「特別支援教育」をテーマにしていますので、ぜひご参加ください!よろしくお願いいたします。

おしゃべりプロジェクト第4回感想

 第4回おしゃべりプロジェクトは、これまでと同じく「子ども支援」をテーマにし、事前申し込みを設定せず、自由参加の形をとりました。参加して下さったみなさま、ありがとうございました!
 今回はアンケートで希望の多かった日曜日の夕方に設定をしてみることにしました。開始時間直前は、事務局のスタッフだけでしたので、「どうしよう?」「まあ、いっか!」などと、みんなでドキドキしていました。しかし、初めて参加して下さる方や、前回に続いて参加して下さる方もいて、大変うれしく感じました。ブレイクアウトルームに分かれ、自己紹介をしながら、それぞれの職場、それぞれの仕事で感じていることなどを、おしゃべりすることができ、どのグループもあっという間の時間で「もっとおしゃべりしたかった〜」などの声も聞かれました。
 コロナ禍の学校現場での子どもたちの様子や変化、子どもを支援する工夫などを共有することができ、大変有意義な時間になりました。「ちょっと聞いてみたいこと」「これはどうすればうまくいくのだろう」など、日々の仕事にいかすことのできる情報や、これからの自分のキャリアプランを考えていく上での気づきにもなる機会になるのではないかと(勝手に)感じています。
 学校心理士資格更新のためのポイントにはならないのですが、だからこそ?気軽に参加していただき、学校心理士のお仲間として、ぜひぜひみなさまとつながっていきたいと考えています。
いつからでも、参加できるときに、自由に参加していただくことができるよう、これからもさまざまな時間帯に設定して、継続していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

第3回おしゃべりプロジェクト感想

 第3回のおしゃべりプロジェクトは、これまでと同じく「子ども支援」をテーマにし、事前申し込みを設定せず、自由参加の形をとりました。みなさまからのアンケート回答へのご協力もありがとうございました。
 今回は日曜日の午後に設定しましたが、前回よりも多い参加人数だったため、1グループ4〜5名で話をする初めての(!)ブレイクアウトルームを作ることができました。おしゃべりプロジェクトの時間が1時間ということもあり、ブレイクアウトルームで話をする時間は40分くらいでしたが、教員、養護教諭、SC、特別支援教室専門員、特別支援教室巡回相談心理士等さまざまな立場から「子ども支援」の具体的内容や現場での課題についてざっくばらんに話をすることができ、大変有意義な時間になったと感じています。やや自画自賛的な感想に聞こえるかもしれませんが、参加して下さった方からも「時間が短いと感じた!」「もっとしゃべりたかった」という声も聞かれ、事務局としても続けていく自信と覚悟ができました(笑)。ブレイクアウトルームでの話が終わった後は、全体でシェアする時間を設けましたので、第3回のおしゃべりプロジェクトでどんな話がでたのかを知ることもできました。お忙しい中ご参加下さったみなさん、ありがとうございました!
 先日、昨年度の不登校児童生徒が約24万人と発表されました。東京支部では研修会だけでなく「おしゃべりプロジェクト」も含めて、会員のみなさまが教員や専門職として学校現場で学校心理士の知見をいかしていけるようサポートしていきたいと考えていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

第2回おしゃべりプロジェクト感想

 子ども支援をテーマにした、第2回のおしゃべりプロジェクトは、事前申し込みを設定せず、自由な参加の形をとってみた。夏休みに入ってすぐの休日の午前中の設定であったが、参加者が少なくやや残念であったが、少人数であることが逆に話を深めることにもなり、それぞれの職場で感じていることや、対応のしかたについてざっくばらんに話をすることができてよかったと思う。また、画面上で挙手をして話し始めるのも、それはそれで楽しい演出になったと感じている。
 特に、事務局以外の3名の方からも現場で直面している課題について率直に話をだして頂き、教員やSCなどさまざまな立場の参加者全員から貴重な話を聞くことができたことは、学ぶことが多く、大変貴重な機会になったと感じている。
 コロナ禍における学校生活も3年目に入り、不登校児童生徒の増加、不安定な子ども、暴力によるトラブル増加など課題が多い中、学校心理士として困り感のある子どもに気づき、丁寧なアセスメントから適切な支援につなぐことが求められていると改めて感じる時間でもあった。
 このおしゃべりプロジェクトは、「肩ひじ張らず、なにを話してもよいので、お気軽にどうぞ!」という企画なので、「なんでも聞ける」「なんでも話せる」学校心理士の仲間として、情報や日々感じていることなどを共有できるととても嬉しく思います。これからも、曜日や時間を工夫しながら設定していきますので、ぜひたくさんの東京支部会員の皆様のご参加をお待ちしております!!

第1回おしゃべりプロジェクト感想

おしゃべりプロジェクトは、COVID-19蔓延により東京支部研修会がこれまでの対面形式からリモートに変わったことで、学校心理士同士が話し合う機会が少なくなったため、情報交換や意見交換などを目的として企画されました。
2022年1月22日、「子ども支援」をテーマに、第一回おしゃべりプロジェクトが開催されました。教員、特別支援教室巡回相談心理士、スクールカウンセラーなど様々な方が参加されました。3人程度のグループに分かれ、子どもと関わるなかで感じていることや現場の課題などを、40分間ざっくばらんに話し合うことができました。
グループの話し合いでは、コロナ禍において教員がICT教育の取り組みでタブレット等の使い方やルールなどの新しいことを子どもたちに教えなければならなくなり、多忙化が極まっていること、そのような中で教員をエンパワメントしていくために実践していること、解決志向アプローチをもとに支援していること等を共有できました。
また、お互いの話を肯定的に受け止めフィードバックしてもらうことで、現場で実践していることを客観的に捉えることができ、理解を深めることができました。
最後に各グループで話し合われた内容をシェアリングしました。コロナによる影響や教員との関わり方等の共通したテーマが挙げられました。
今回のおしゃべりプロジェクトで様々な立場の意見を聞くことができ、充実した「おしゃべり」ができました。このプロジェクトは、今後も継続して取り組まれるとのことです。

 

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